New York City Marathon-1本日はニューヨークシティーマラソンについて概要を書いています。 直近のマラソン大会についてすこし情報を。 2/28(日)は香港マラソン大会があります。出場する人に、blogを書いている人がいます。 3/6(日)は第20回ロサンゼルス・マラソンがあります。 3/13(日)はローマ・マラソンがあります。出場予定者で、blogを書いている人がいます。 ロンドン同様、ニューヨークも沢山の公園があります。 セントラルパークはマンハッタン島(南北20km)の最南部Battery Parkから東北東7.5kmに位置します。(マンハタン島の街路(Avenue)の方位は完全な南北ではなく、30度ほど東に傾いています。) 公園の東西は5番街から8番街までの800m、南北は59Str.~110Str.の4kmという巨大な長方形の公園です。 周囲は9.6km。 マンハッタン島の自然を最大限に残すよう工夫されています。 1854年から20年の歳月をかけて造られました。 巨大都市のなかにあるとは思えないほど木々が生い茂り、太古の昔に氷河が削った岩盤がむき出しになっている場所さえあります。 公園の入り口はいくつもありますが、Central Park Westの60、66、72、77、81Street、東側は5番街に面した60、66、72、79、85Streetが、アクセスしやすいものです。 5番街59丁目のグランド・アーミー・プラザ(Grand Army Plaza)から公園に入ると、フォト・スポットとして知られる、「ガプストー・ブリッジ」があります。ここから南側の眺めは、木立の向こうにプラザ・ホテルなどのビルがそびえる、おなじみの光景です。動物園やスケートリンク、広大な芝生の「シープ・メドウ Sheep Meadow」やジョン・レノン氏を偲んで造られた「ストロベリー・フィールズ Strawberry Fields」などの見どころが点在しています。 上の絵はセントラルパークの北部のHaremMeer池です。The Reservoir池以北(85丁目)以北はあまり立ち寄らないほうがよいといわれますが、ランナーや描画にとっては、見逃せない光景も多く興味がわく所です。) 下の絵はセントラルパークの中央部のThe Grate Lawnです。 本日は、世界的な都市マラソンである、ニューヨーク・シティー・マラソンを通じて、ニューヨークの街を紹介します。 ニューヨークシティーマラソン(New York City Marathon) 歴史 1970年に「都市型市民マラソンレース」として始まりました。 1976までは、セントラルパークを4周+内周というコースでした。 開催月は11月の第1か第2日曜日。今年は、11月6日の第36回大会です。 このシティーマラソンは、女子マラソンの歴史的先導者の役割も果たしています。例えば、黎明期、揺籃期では、アリソン・ロー、イングリッド・クリスチャンセン、ワンダ・パンフィル、リズ・マッコルガンが歴代の優勝者となっています。 76~77年にかけて日系米国人のゴーマン・美智子が活躍しました。92年にはリサ・オンディエキ(リサ・マーチン)が2:24:40のコースレコードを記録しました。 男子では76~79年にかけてビル・ロジャースの4連覇、 80~ 82年にかけてのアルベルト・サラザール3連覇の活躍、 78年からの11年間に5連覇を含む9回の優勝を果たしたノルウェーの英雄、グレタ・ワイツの活躍などです。 ポリ、ジョーンズ、ワキウリなどが優勝を重ね、この間、特に日本でもなじみの深いジュマ・イカンガーは89年には2:08:01のコースレコードをうち立てました。 コース ニューヨーク市内のfive boroughs(特別区)を走ります。 スタテン島区( Staten Island),・・スタート地点 ブルックリン区(Brooklyn), クイーンズ区(Queens), ブロンクス区(the Bronx), マンハッタン区(Manhattan)の5区を走る42.195kmのコースです。 1番街と5番街の応援は立錐の余地がないほどで、大歓声が沸き起こります。 ゴールはセントラルパークの記念碑が立っているいる場所です。 他の人気国際都市マラソン大会現 4月 BOSTON 、LONDON、ROTTERDAM PARIS 6月 STOCKHOLM 9月 BERLIN 10月 AMSTERDAM、CHICAGO 12月 HONOLULU 完走率 98%と高いです。理由は沿道を埋め尽くす観衆のおかげといわれています。 警備 NYPD(ニューヨーク市警察)、FDNY(消防局) エントリー人数 約3万人。米国在住者枠2万人(抽選)。インターナショナル枠1万人(抽選)・・NYRRCへ直接申し込みをします。 6月下旬にロックフェラーセンターにて抽選。インターネットで抽選結果が発表されます。日本の旅行業者5社には、指定枠合計500名分(無抽選)があります。 2003年の統計・・参加国100国。日本は570人。ドイツ(1140人)、イタリア(1119人)、カナダ(798人)、スイス(626人)でした。 前日まで ゼッケンの受け取りは3日前から。1999年頃からは、Jacob Javits Convention Cetnter(11番街 34Str.) を使って行われています。パスポートや身分証明書が必要です。 前日の催し 朝・・ブレックファーストラン・・・国際親善ラン(international friendship run)国連ビル前(1番街44street)から、セントラルパークまで6kmくらいを楽しみながら走るイベント。 夕方・・カーボローディング・・・レストランでスパゲティなどの炭水化物を摂取するパーティ・・セントラルパーク内の高級レストラン 「タバーンオンザグリーン」の駐車場の大きなテントの中でのパスタパーティー(ランナーは無料) ボランティア ・3万人くらい。エイドステーションで水、コヒーなどのサービス。 スタート2時間前 ・スタテン島区( Staten Island)のワーズワース砦(Fort Wardsworth)の公園に3万人が集結します。 ゼッケン、チップ、荷物袋が当日の必携品ですが、このうちの荷物袋は、ゴール地点で受け取るために預けます。 人数分の荷物袋を運ぶために、UPSのトラック100台が2列に整列します。その長さ500m!。桁はずれの規模です。係員もボランティアです。荷物袋番号とゼッケン番号をチェックします。 整列 ・Top(招待選手など)+Blueライン(3時間以内を申告した人)Greenライン(4時間)、Redライン(5時間、またはそれ以上)などと申告タイムごとに集団をつくります。 スタート30分前 ニューヨークの11月は気温5度から10度と寒いため、NASAご用達の銀紙や、ビニールシートやジャケットを羽織ります。なかには、ナイアガラ観光のカッパを使っている人もいます。このジャケットが問題で、まだまだ十分着れるものですが、スタートする手前で脱ぎ捨てるものに関しては、すべてボランティアがかき集めて、施設に寄付します。 この衣類の山といったらすさまじいものがあります。 ある者は、脱いだ衣服を木にぶら下げるために放り投げます。うまくひかからないときは、前の人の頭の上に落ちます。どっと笑いが起こります。爆笑につぐ爆笑。国際色豊かなもので、会話が弾みます。だんだん人がぎっしり詰まってきます。 スタート10分前 ・招待選手が前列に着きます。Blueグループは、横100人縦100人くらいの1万人くらいの塊になりぎっしり詰まっています。もう身動き出ません。生理現象がおこってもがまんです。横の方からペットボトルの”尿瓶”が回ってくることがあります。爆笑ものです。音を立てている人もいます。前の人にかかります。だれも文句はいいません。お互い様です。 ヘリコプターが3台くらい頭上高く舞います。TV放送が始まります。 バスの天井では、報道陣の列です。盛んにカメラが回ります。その人の上にも最後まで着ていたジャージが投げ入れられます。カメラマンの頭上に落ち、またまた爆笑です。 スタート |